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事例70:慢性閉塞性肺疾患で障害基礎年金2級が認定

傷病名  慢性閉塞性肺疾患
年金の種類  障害基礎年金
等級  2級
請求方法    事後重症請求
年齢・性別  63歳・男性

病状の経過

 平成22年4月頃、喘息症状により息苦しくなったため、某クリニックを受診されました。そこでは詳しいことは分からず、総合病院へ紹介されました。精密検査の結果「慢性閉塞性肺疾患」の診断名を言われます。

 その後、初めて診療を受けたクリニックで治療を続けますが、日に日に呼吸困難が続くようになります。階段の上り下りや重い物を持ち上げることが困難になり、少し動いただけでも休憩しなければ次の動作に移れなくなりました。動作をする都度、横になるなどして、自営の仕事は何とか続けていました。

 その後も息苦しさが増し、頻繁に呼吸困難が続くようになったため、クリニックの医師に相談したところ、専門診療科のある医療センターへ転院することになりました。

 医療センターでは、病状の進行がみられることから、酸素処方を受けるようになります。

 身体の抵抗力も弱くなり、肺炎を併発したために10日ほど入院し、その後は、酸素ボンベを携帯することが必須となりました。

 令和元年になると頻繁に眠気が襲うようになり、更に息苦しさが増すようになったため、入院を勧められました。令和21月に入院しましたが、そこで症状が急変して意識障害を起こしました。

 ICU CO2ナルコーシスと診断されます。心臓、肺臓ともに弱って幾度となく生死をさ迷うことがありました。5か月ほどで退院することができましたが、一人で身体を自由に動かすことが困難になりました。

 主治医の勧めもあり、自営の仕事は廃業し、以降、通院するときは家族からの援助により、また、定期的に訪問看護受けるようになりました。

診断書を取得する

 令和2年9月、ご自宅へ伺って面談させていただきました。お話をお聞きしたところ、初診日は平成22年4月です。障害認定日頃の症状は障害等級2級に該当しない程度でしたので、事後重症請求として進めることにしました。

 呼吸器疾患の診断書を確認したところ、「予測肺活量1秒率」「動脈血ガス分析値」などが高度異常値、酸素吸入を施行で、在宅酸素吸入方法であると記載されていました。「一般状態区分」では(エ)となっていました。

障害基礎年金2級として決定

 令和210月に障害基礎年金の裁定請求を行ったところ、令和31月に年金証書が届きました。予想より早い審査結果であったと思います。

 審査では、「予測肺活量1秒率」「動脈血ガス分析値」の高度異常値や、在宅酸素吸入、「一般状態区分」などの記載がポイントになったのではないかと推測できます。

 いずれにしましても、障害等級2級を受給でき大変良かったと思います。

担当社労士 T.T(長野県)

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