相談累計  57,475 (2018年12月14日現在)

 ご相談はフリーコール(無料)
0120-956-119
受付
月~土曜日 10~16時(12~13時を除く)
休日
日曜日・祝日

事例21:視力・視野障害で3級非該当の方の再審査請求
(外傷性網脈破裂・眼球破裂)

傷病名  右眼:外傷性網脈絡破裂  左眼:外傷性眼球破裂
年金の種類  障害厚生年金
等級  2級
請求方法  「初めて2級」の請求
年齢・性別  45歳・男性

<障害の状況>

右眼…視力障害  手動弁(障害年金の認定では視力0として計算されます。)

左眼…視野障害

 

右眼と左眼は、別々の事故で受傷されたものです。

 

*視野障害とは

 視野は、眼前の一点を見つめているときに同時に見ることができる外界の広さのことで、例えば求心性視野狭窄の場合、視野の周辺部が障害されて中心部以外が見えにくくなります。

 

<受給できるまでの状況>

 佐藤さん(仮名)は、平成258月に障害厚生年金を請求しましたが、3級にも該当しないとして不支給の通知が届きました。右眼は障害手当金(3級よりも軽い場合に支給される一時金)に相当する障害程度でしたが、障害手当金の支給要件の「初診日から5年以内に傷病が治っていること(症状固定)」に該当していなかったため、これも支給されませんでした。その後の近畿厚生局審査官への審査請求(不服申立)でも棄却されたため、私に相談がありました。

 その際、障害年金の診断書を確認すると、視野障害は障害認定基準の併合判定参考表の「両眼による視野が2分の1以上欠損しているもの」に該当していました。この場合、右眼の視力障害と併合認定して3級になります。また、障害年金の診断書にはⅠ/4の視標とⅠ/2の視標の検査結果を記入する必要があるのですが、Ⅰ/2の視標の記入が洩れていました。審査請求が棄却された場合でも、東京の審査会への不服申し立てが可能であることから、この度審査会に再審査請求をすることになりました。

 

*視標について

 視野が障害されている範囲内でも、全く見えないわけではありません。そのため視野検査では、どの程度の強さの光で見えるのか、56種類の異なる明るさや大きさの視標が使われます。Ⅰ/4とⅠ/2は、明りの大きさは同じですがⅠ/2の方が暗い視標です。そのため、比較的良く見える中心部の視野は、より見えにくいⅠ/2の指標で評価されます。

 

 主治医にⅠ/2の視標の検査結果を書いていただいたところ、視野の中心近くに大きな暗点(島状の形の見えない部分)があることが分かりました。中心暗点は、原則認定の対象になりません。これは、暗点があっても、他方の眼の情報によって脳内補正(片方の眼の足りない情報を、脳がもう一方の眼の情報で補う)されるため、日常生活では暗点等の影響が少なくなるからではないかと考えられます。しかし、佐藤さんの場合、もう一方の眼の情報がないため脳内補正が利かず、暗点部分がそのまま見えません。

 そこで、再審査請求では視野障害と視力障害の併合で3級となることを訴えることに加えて、一眼の視力がないため脳内補正が利かず著しい日常生活の制限があることなど、一眼が視野障害で他眼が視力障害の場合の不便な状況を訴えました。その結果、処分変更により「初めて2級」による障害等級2級の障害厚生年金が支給されることになりました。

 

担当社労士 M.F(京都府)

 

*「初めて2級」とは

 別々の原因による複数の障害があって、個々の障害では2級以上にならないけれども、それらの障害を併せて初めて2級に該当した場合に支給されるものです。

ご相談はフリーコール(無料)

0120-956-119

受付:月~土曜日 10~16時(12~13時を除く)

【関連項目】

障害年金をもらうための要件(受給要件)

・視力・視野障害で障害年金を請求する際に使用する「診断書(眼の障害用)

・視力・視野障害がどのような状態のときに障害年金の対象になるかを示した「障害認定基準

障害年金の請求の仕方(4種類)

障害等級に納得できない方(不支給になった方)

不支給等の決定が覆り障害年金の受給が認められた事例一覧

一人で悩まず ご相談ください

0120-956-119

 月~土曜日
 10~16時(12~13時は除く)

講師派遣・セミナー・相談会

2018年11月11日
江戸川区精神障害者家族の会『かたくりの会』さまからご依頼を受け、精神疾患を持つ方のご家族に向けて勉強会を行いました。
2018年11月5日
『就労支援センターMEW』さまからご依頼を受け、利用者さんや職員の方達に向けて勉強会を行いました。
2018年9月7日
『東京都北区役所 障害福祉課』さまからご依頼を受け、障害福祉課の相談員の皆さまに向けて講演会を行いました。
2018年7月28日
新大阪丸ビルにて、障害年金の受給を支援する社会保険労務士等の皆さまに向けてセミナーを開催しました。
新大阪セミナーの風景
2018年6月24日
『茨城県立境特別支援学校 同窓会』さまからご依頼を受け、同窓会会員保護者の皆さまに向けて講演会を行いました。