相談累計  106,550(2024年4月18日現在)

固定電話からは  0120956119       

携帯電話からは 0570028115 (通話料有料)

受付
月~土曜日 10~16時(12~13時を除く)
休日
日曜日・祝日

【ご相談はこちら】         

 固定電話からは 0120956119                      

 携帯電話からは 0570028115  (通話料有料)

受付:月~土曜日 10~16時(12~13時を除く)

事例75:アルコール依存症も障害年金の対象となります①

傷病名  アルコール依存症
年金の種類  障害基礎年金
等級  2級
請求方法  事後重症請求
年齢・性別  50代・男性

事例の概略

 10代の頃より飲酒歴がありました。飲酒が習慣化し、酒量が増えたのは、20歳代半ばよりスナック経営を始めてからで、連続飲酒から記憶を失うほどの量によって、異常興奮から暴行、錯乱状態、飲酒運転事故、暴力沙汰による警察介入など事件が多発しました。

 支援者のアドバイスによって病院を受診したところ、初診時よりアルコール依存症の診断となりました。

請求までの経緯

 初診からの病歴は20年以上と非常に長く、治療と向き合っては挫折を繰り返していました。

 ヒアリングからはすでに障害等級に該当していることは推測できました。幸いにも初診以降のカルテはすべて残っており、受診状況等証明書の入手も問題はありませんでした。

 ただ、現在治療中の病院の医師はアルコール依存症が請求傷病となるものの、実際に請求して受給に至ったことはなく、手続きをしても障害年金を受給できるかどうかについては懐疑的で、診断書の作成にも消極的でした。

苦労したこと 工夫したこと

 依頼者を通じて診断書作成の主治医に対し、過去にアルコール依存症で受給できたケースを案内し、障害認定基準を示して対象となる傷病であること、依頼者の現在の障害状態を適切に診断書に落とし込んで整備してもらえるようお伝えしました。

 なお、「受診時に酩酊状態であった」と、障害の程度の見極めに疑義をもたれることはないか確認しました。

 仕上がった診断書の請求傷病名は「アルコール依存症」となっていました。アルコール依存症の他に病名の併記はありませんが、日常生活に著しい支障があり、ガイドラインの目安等級もおおむね2級に相当する内容でした。

 この案件以前にも「アルコール依存症」の単一病名で障害年金が支給された実績があったため、不安要素は少なく受付に持ち込むことができました

請求の結果

 無事2級16号で支給決定となりました。

感想など

 禁止薬物使用等による慢性中毒とは異なり、アルコール依存症による障害年金請求では現在のところ給付制限もありません。

 とはいえ、障害の自己招致、自業自得的な国民目線から、請求自体への疑問や請求のための診断書作成に二の足を踏むような主治医もいらっしゃるかもしれません。

 しかし、障害認定基準でも「精神作用物質使用による精神障害」として定められており、単一傷病名「アルコール依存症」でも受給でき、制度間の格差もないものと思われます。

担当社労士 K・T(山梨県)

【ご相談はこちら】

 固定電話からは 0120956119                      

 携帯電話からは 0570028115  (通話料有料)

受付:月~土曜日 10~16時(12~13時を除く)

一人で悩まず ご相談ください

固定電話からは
0120956119

携帯電話からは
0570028115 (通話料有料)

 月~土曜日  (日祝は休み)
 10~16時 (12~13時を除く)

▼サイト内検索▼

講師派遣・セミナー・相談会

2024年3月25日

神奈川県立横浜修悠館高等学校まからご依頼を受け、セミナーを行いました。

横浜修悠館高等学校の勉強会の様子
2024年3月9日

『株式会社朝日エージェンシー』まからご依頼を受け「障がい者のための就職・転職フェアSMILE」で無料相談を行いました。

障がい者のための就職・転職フェアSMILEの相談会の様子
2024年3月2日

日本医師事務作業補助者協会 広島県支部』さまからご依頼を受け、同協会の催しで講演を行いました。

2024年2月19日

『一般社団法人 奈良県身体障がい者団体連合会』さまからご依頼を受け、同センターの研修会で講演を行いました。

一般社団法人 奈良県身体障がい者団体連合会の研修会の様子
2024年2月5日

『静岡県立藤枝特別支援学校』さまからご依頼を受け、障害年金の勉強会を行いました。

藤枝特別支援学校の勉強会の様子